アンバランスな恋心
えっ?
どうして?
なんで?
光ちゃんがいるの?
だって今日は
月曜日だよ
大学の授業があったはずで
明日だって授業が……
片道3時間はかかるんじゃなかったの?
私は車を運転しないから
よくわからないけど
光ちゃんの目は鋭かった
私を見てから
光太郎を睨んだ
「やっぱり男がいるじゃん」
光太郎が言い放つ
呆れた言い方ではなく
納得している感じだった
「ちがっ……」
私は首を横に振った
短時間で簡単な説明ができればいいのに
焦って混乱している頭で
簡潔な説明なんて
できるはずもなく
ドアが光ちゃんによって開けられ
シートベルトをしままの私は
光ちゃんと光太郎を交互に見ることしか
できなかった
「おかえり、真琴」
光ちゃんが低い声を出す
怖い
光ちゃんの顔は眉がつり上がっていて
怒っているのが一目瞭然だった
「送っていただきありがとうございます」
光ちゃんの視線が
光太郎に行った
「君のために送ったわけじゃない」
「でしょうね」
「真琴、降りなさい」
光ちゃんが首をくいっと動かした
私はシートベルトを外すと
鞄を持って降りた
「明日、連絡待ってるから」
光太郎が話している途中で
光ちゃんが車のドアを閉めた
光太郎の車はすぐに発進する
私は光ちゃんに腕を強く掴まれた
どうして?
なんで?
光ちゃんがいるの?
だって今日は
月曜日だよ
大学の授業があったはずで
明日だって授業が……
片道3時間はかかるんじゃなかったの?
私は車を運転しないから
よくわからないけど
光ちゃんの目は鋭かった
私を見てから
光太郎を睨んだ
「やっぱり男がいるじゃん」
光太郎が言い放つ
呆れた言い方ではなく
納得している感じだった
「ちがっ……」
私は首を横に振った
短時間で簡単な説明ができればいいのに
焦って混乱している頭で
簡潔な説明なんて
できるはずもなく
ドアが光ちゃんによって開けられ
シートベルトをしままの私は
光ちゃんと光太郎を交互に見ることしか
できなかった
「おかえり、真琴」
光ちゃんが低い声を出す
怖い
光ちゃんの顔は眉がつり上がっていて
怒っているのが一目瞭然だった
「送っていただきありがとうございます」
光ちゃんの視線が
光太郎に行った
「君のために送ったわけじゃない」
「でしょうね」
「真琴、降りなさい」
光ちゃんが首をくいっと動かした
私はシートベルトを外すと
鞄を持って降りた
「明日、連絡待ってるから」
光太郎が話している途中で
光ちゃんが車のドアを閉めた
光太郎の車はすぐに発進する
私は光ちゃんに腕を強く掴まれた