アンバランスな恋心
「真琴?
僕、バイトだって…」
30回目のコール音で
光ちゃんが出た
「…っく
こ、光ちゃん!」
「真琴?」
「助けて、今すぐ来て
お願い!
怖いのぉ」
「何があったの?」
バイト中の光ちゃんは
小声で話している
私は大声で
光ちゃんに助けを求めた
「誰かが
ドアをガチャガチャして
無理やり開けようとしてるの
ドアもどんどん叩いて……」
「わかった
とりあえず兄貴に連絡してみるから」
光ちゃんとの電話が切れた
玄関では
まだドアを叩く音が聞こえる
私は身を縮めて
震える体を押さえた
僕、バイトだって…」
30回目のコール音で
光ちゃんが出た
「…っく
こ、光ちゃん!」
「真琴?」
「助けて、今すぐ来て
お願い!
怖いのぉ」
「何があったの?」
バイト中の光ちゃんは
小声で話している
私は大声で
光ちゃんに助けを求めた
「誰かが
ドアをガチャガチャして
無理やり開けようとしてるの
ドアもどんどん叩いて……」
「わかった
とりあえず兄貴に連絡してみるから」
光ちゃんとの電話が切れた
玄関では
まだドアを叩く音が聞こえる
私は身を縮めて
震える体を押さえた