アンバランスな恋心
私は瑛ちゃんに抱きついた
「行かないで!
大丈夫だから……
瑛ちゃんに何かあったら…」
ドアがどんどんと叩かれている
私が我慢すれば
平気よ
こんなことぐらい
我慢できるわ
「マコ、俺は平気だ
腹を刺されても死ななかったんだ
話をするだけだから」
瑛ちゃんは
私の肩をポンポンと
叩いて
玄関のドアを開けた
隙間から
光太郎の怖い顔が見えた
憎しみに歪んだ顔
私を睨んだ
そして
唾をはいていた
「行かないで!
大丈夫だから……
瑛ちゃんに何かあったら…」
ドアがどんどんと叩かれている
私が我慢すれば
平気よ
こんなことぐらい
我慢できるわ
「マコ、俺は平気だ
腹を刺されても死ななかったんだ
話をするだけだから」
瑛ちゃんは
私の肩をポンポンと
叩いて
玄関のドアを開けた
隙間から
光太郎の怖い顔が見えた
憎しみに歪んだ顔
私を睨んだ
そして
唾をはいていた