【完】††Rising††
俺達は苦笑いして席を立った。



会計を済ませ店を出る。



そして、出来るだけ自然に



美恵の手を握った。



ピクンと美恵が反応する。おもしれぇ。



「デートだろ?手繋がなきゃ不自然だ。」



「あ、うん…。」



手繋いだくらいで真っ赤になるなよ。



可愛い奴。



「何処行きたい?」



「ん〜ハイジに任せてい?」



ナチュラルなメイクが施された瞳の上目遣いが妙に色っぽい。



「おー。じゃあ任せろ。」



照れ隠しで視線を外しながら歩き出した。
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