【完】††Rising††
「ハイジ、ゴメンな?俺がボーカルで…さ。」



ぽつりと呟いた言葉。



「謝ってんじゃねぇよ。俺は、お前の声に惚れてる。」



俺が龍治の胸板をバシっと叩くと



「ハイジぃ〜っチューする!お前にチューするぅ!」



いつもの元気でガキなハタチの龍治に戻った。



「リーダー、バンドは歌だけじゃねぇよ。


俺達は、負けない。」



「おぅ!そうだな!サンキューメロンソーダ頭っ」



「誰がメロンソーダだっ」



はぁ、俺ツッコミの腕前に磨きが掛かったような…。
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