【完】††Rising††
「お前らの演奏…楽しそうでムカつくんだよ。


そしてそのムカつく音の要は…お前のドラムだ。」



「だから何だってんだよ。」



話してるだけで不愉快だ。



早く立ち去りたい。



「だから、だ。お前の気持ちを乱せば


暁は終りだ。」



雅一はまた腹立たしい顔で笑うと



俺を、蹴り飛ばした。



「ハイジ!…ちょっとあんたっなにす…!?」



俺は蹴られた痛みに堪え、顔を上げた。



見上げた先では



蹴られた痛みよりもキツイ映像があると知らずに…。



その、映像は−……。
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