【完】††Rising††
「な〜に悩んでんだ!答えは簡単だろっ」



「あ゙!?龍治何す…っ」



龍治は俺の進路希望の紙を取り汚い字で書いた。



『バンドでインディーズデビューします!夜露四苦ぅ。』



ふっ…



「ふざけんなっしかもボールペンで書くなぁ〜!」



「ふざけてないし〜ってか、今日契約してきたし。」



…………。



「「はぁぁぁ!?」」



流石に今の発言には俺ばかりか美恵も反応する。



「あれ?…礼治!連絡しろって言ったじゃんっ」



「…ん〜、あ、忘れてた。」



「忘れてた、じゃねぇぇ〜っ」



…ってな訳で、暁はインディーズデビューを果たしていた。
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