【完】††Rising††
「つか、美恵ってドラム叩けるんだな。」



「まぁ、ね。」



なら俺が代行でバンドに入る必要なくねぇか?



スリーピースでバンドできんじゃん。



「なぁ今、スリーピースでいいとか恐ろしいこと考えただろ?」



「…美恵のドラム聞けば、考え直す。」



少し青ざめて龍治と礼治は言った。



「じゃあ、その楽譜の順番に演奏するから。」



と、龍治が言い、美恵のドラムの音が入った。



そのビートに合わせて二人の音と龍治の美しい声が入る。



一言で例えれば、このスリーピース…
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