【完】††Rising††
三曲聞いたとこで限界。



「あ゛〜!どけっ美恵!」



俺は美恵からスティックを奪い椅子からどかす。



「お前はギター弾いてろ!ドラムの才能ねぇし!」



「ひっどぉい!!」



美恵はプンスカ怒りながら自分のギターのチューニングを始めた。



「まず一曲目!!」



俺は覚えた通りに前奏を入れる。



この後から入ってくる音は爽快に響く。



つか、せっかくのこの演奏にこのスコアはねぇだろ!



俺は勝手にドラムにアレンジを加えて演奏を始めた。



それに乗ってくる旋律が体を痺れさせる。



やっぱり、サイコー。
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