【完】††Rising††
結局髪はそのまま。
俺は一晩過ごしてしまい只今電車の中。
じろじろ見られる視線を隠すように被ったパーカーのフード。
学ラン全開にプラス黄色いパーカーの俺は
完全なるヤンキーだ。
今日は一応黒のニットを持って来た。
こんなんで乗り切れるわけも無しに。
俺が盛大な溜息を着くと同時に目の前に人の影が掛かる。
「ハイジっ何で隠すの〜!」
俺の悩みの種を作った女がパーカーを剥いだ。