【完】††Rising††
「馬鹿か美恵!こんな頭で電車に乗れるか!」



俺は持っていたニットを被る。



「ぷぅ〜っカッコイイのに。」



美恵は色白な手で頭を叩いた。



叩かれた頭を摩りつつ座席を美恵へ譲る。



吊り革を握ると丸まっていた背筋が伸びた。



さて…学校着いたらどうするか。



俺は再び溜息をつき俯く。



ふと、美恵の白い太股が目に入った。



細く滑らかな脚線美。



ごくりと生唾を飲む。



俺だって立派な男だ。



こりゃ、堪りませんなぁ…



って、完全にスケベだ俺。
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