【完】††Rising††
叩きてぇ…。



と体がうずうずしているうちに



いつの間にか降りる駅へ着くのだった。



「おぉ〜っすハイジ!」



「はよ〜っす!!」



教室へ着くと一発目から大きな挨拶。



俺達のグループはよく言えばやんちゃグループ。



悪く言えば派手集団。



クラスの中心ではあるが、度々教師を困らすグループである。



「ハイジ〜また、佐々原美恵と登校してきたのか?」



「バッカ!ちげぇし。電車が一緒なんだよ。」



俺は連れの頭を殴る。



これが俺の日常。



当たり前過ぎて、味気無い日常。



俺は、このままで満足なのか…?
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