【完】††Rising††
「いや、マジでびっくりした!あんたら、来るね。」



Qは嬉しそうに言う。



「ほら、行くぞ。」



「はぁ〜い!」



Kに連れて行かれ、手を振りながら舞台に向かうQ。



俺達4人は二人の背中を見送った。



その時



目の前を人が通る感覚がした。



生暖かい空気が、俺の顔にふわりと掛かる。



後ろ姿は、小麦色のつんつんな髪の毛とスレンダーな体つきが印象的。



黒いエナメル質の服がかっこよく着こなされてる



大きなオーラを纏ったあいつは…



「…J、だ。」



間違いない。
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