【完】††Rising††

ライブが終わり、俺達は片付けを手伝ってた。



「凄かった、な。」



俺は隣の龍治に話し掛けられる。



「ん…俺、Kのドラムには敵わない。」



あの心を揺さぶるようなドラム。



俺には、出来ない。



「…技術は、ハイジが上。」



「私もそう思う。」



俺の言葉に礼治と美恵が言葉を被せた。



「俺もそう思うよ〜!」



「こら、篥!片付けの邪魔したらダメだろ!」



…へ?



俺達は呆気に取られ後ろを振り返ると



そこにはメイクの取れたKとQ。



素顔でも、綺麗な顔だ。
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