【完】††Rising††
「それでハイジと佐々原さんは、仮病で早退したんだ?」



順平はまたも苦笑いして言う。



舞台に立っていたあのJとは想像もつかない



爽やかな顔だ。



「つか、順平、お前まさかいつも遅刻する理由って…?」



「もちろん、しっかり学校で授業受けてから来てるからだよ。」



ま…真面目過ぎる…。



「委員長あんた、ありえない。」



美恵が眉間に皴を寄せた。



「当たり前だろ?君達が、不真面目なんだよ。」



あ、ありえない…。
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