摂食障害~ダイエットに潜む小さな罠~
一緒にご飯を食べに行った時、ご飯が大盛りになるサービスがあれば
「それにするよね?」
って、彼は太る事なんて気にせずに言ってくれた。
実際痩せない私を軽蔑するような事は無かったから、いつの間にか普通に食事を楽しめるようになっていて……
それが幸せだと思った。
食べても全く太らない体質の彼を妬ましく思う事はあったけれど、実際体重に大差は無かったけれど、それでいいと思っていた私にまたダイエット熱が芽生えたのは……
そんな平穏な日々から3年近くが過ぎたある日の事だった。