ひまわりの笑顔
私は、先生にもらった紙をだした。
せめて、最後に「ありがとう」って言った方がいいよね。
「もしもし・・・。」
『おぉ~七乃芽か?』
「はい。先生、これからいう事真面目に聞いてくれる?」
『おー。わかった。』
「私の家って離婚しているんだ。
私は両親が大好きだったの。
だから、離婚なんてしてほしくなかった。
私はお父さんに、
お母さんに着いていけって言われたから
着いていったの。
お母さんも最初は頑張っていたの。
でも、ある日変わっちゃったんだ。
お母さん、家に帰らなくなったの。
男の人とあそんでいるんだ。
だから、私の家はお母さんのせいで
バラバラになったんだと思ってた。
でも、違ったんだ。
離婚したの私のせいなんだって・・・。
私さえいなければ皆、
不幸にならなかったのに。
私なんか・・いなければ良かったんだよ。
先生、
先生が始めて私の事、
心配してくれた人なんだよ。
ありがとう。
そして、さようなら・・・。」
『ちょっと待ってよ。』