ひまわりの笑顔

そして、七乃芽の祖母は部屋をでていった。


俺は、必死に七乃芽の傷口を押さえていたハンカチに目を向けた。



俺のハンカチは真っ赤に染まっていた。


ハンカチなんてどうでもいい・・・。


でも、七乃芽は本当に大丈夫なのか・・・。



俺は何もしてあげられないのか・・。







―ピーポーピーポー♪



遠くから聞こえてくる音。







< 39 / 271 >

この作品をシェア

pagetop