バレンタインの初恋
中屋くん居たら、どうしたらいいんだろう??
あたしは、そう思いながら、教室に入った。
でも、まだ中屋くんは学校に来ていないみたいだった。
ハァ~、一安心。
「七瀬、おはよう。」
「うん、由奈おはよう。」
あたしの前の席の由奈は、後ろを向いてきた。
「七瀬、まだ中屋くん来てないみたいだね。」
「…うん。」
「返事とか、貰ったの。あっ!!七瀬、逃げたから貰ってないか。」
図星を言われて、少しムッとする。