バレンタインの初恋


中屋くん居たら、どうしたらいいんだろう??


あたしは、そう思いながら、教室に入った。


でも、まだ中屋くんは学校に来ていないみたいだった。


ハァ~、一安心。




「七瀬、おはよう。」


「うん、由奈おはよう。」


あたしの前の席の由奈は、後ろを向いてきた。


「七瀬、まだ中屋くん来てないみたいだね。」



「…うん。」



「返事とか、貰ったの。あっ!!七瀬、逃げたから貰ってないか。」


図星を言われて、少しムッとする。


< 20 / 29 >

この作品をシェア

pagetop