バレンタインの初恋
あたしは、食べていた卵焼きがのどに詰まりそうな位に、びっくりした。


「はい。なんでしょう??」


上ずる声。



「これ、読んでや。」


そう言われて渡された、手紙。


「はい。」


あたしが受け取ると、中屋くんは教室を出ていった。





「手紙渡されたじゃん。それ、昨日の返事だよ。見ようよ見ようよ。」



そう言って、由奈のテンションは上がっている。


「う、うん。」


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