意地悪王子vs天然少女

わーーーー!
ほんとに遅刻する~;

どんっ

「わぁ!すいません…急いでたんで…。」

「許さん。」

「えぇ!すいません…って、龍也君だー!」

「はぁ。お前って奴は…遅いんだよ。」

「ごめん…。………?なんでここにいるの?」

「俺の勝手だろ。」

ほぇ~
なんでここに居るんだろ…
あぁ~
朝から
龍也君…
心臓が
ばくばくいってる…
なんだろ
病気かな
それとも…
死ぬ寸前?!
それは
危ない…
ゆっくり歩いていかないと…

「龍也君。私死ぬ直前みたいだから先行ってていいよ?」

「は?お前は今日も意味分かんないな。」

< 55 / 103 >

この作品をシェア

pagetop