意地悪王子vs天然少女

「お前ら遅いぞ」

教室に帰ったらもう
先生が授業を始める
準備をしていた。

「すいませーん。」


「桐谷さん。大丈夫?」

「えぇぇぇぇ!龍也君が桐谷さん?」

あ。
ビックリしすぎて大声だしすぎた。

「おい。桐谷うるさいぞ。お前はちょっとは真面目にする気ないんか。」

「すいません。」

「ぷ。」

「笑わないでよ。あーあ。龍也君のせいで怒られた。」

なんでいっつも
私ばっかり
怒られるのだろう。

「桐谷さん。こういうときもあるよ。次は気をつけてね。」

ひっ。
龍也君の目が
次に俺の本性ばらすようなことしたら
ただじゃすまない。って言ってる。
ごめんなさーい。
気をつけます。

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