背中。
はじめて笑った
蒼からの視点。
〔今日遊びに行くのめんどいなあ〕
あたしはだるくてみんなが帰るなか机にうな垂れていた。
「翔太~!さき行ってるど!」
晋がバカでかい声で翔太に声をかけた。
「おう!」
そういって 翔太は立ち止まり後ろを向いた。
〔・・・よし!〕
そこにいたのは 机に顔を埋めて寝ている蒼がいた。
「・・・・あのぉ~・・もしも~し・・・」
翔太は びっくりさせないように
ゆっくり 起こそうとした。
「あのお~・・・」
ピリリ・・・ピリリ・・
「っ~!?」