まさかのメイド様!?
あたしは、
ある人の部屋のドアをノックした。
…コンコン
「あの、美優さん。奈央です。」
ドア越しから声をかけて、中に入る。
「お!奈央おはよー。
どうした?」
まだ寝起きなのか
髪の毛がボサボサの美優さん。
「あたしのメイド服が無くて…」
「え!?ちゃんとタンスに閉まったの?」
「…はい。
確かにしまいました。
なのに…」
「どうしてだろうね?
…誰かに隠されたとか?」
誰か……?
「もしかして…」
「思い当たる人でもいるの?」
「…実は…」