まさかのメイド様!?
拓海を起こし、
朝食の準備をしていた時…
前からクソ女がやってきた。
あたしの格好を見て、驚いている。
…やっぱり。
あいつがあたしのメイド服隠したんだ。
「奈央、おはよう。」
お母様が来た。
「おはようございます。お母様。」
「…あら?いつもと服が違いません?」
「どこを探しても無くて…。
多分隠されたのだと思うのですが…」
ちらっとあいつの顔を見る。
パンをかじりながら、
平然を装っている。
動揺してんのバレバレだよ(笑)
「それは可哀想に。
新しいの注文しましょうね?」
「申し訳ありません…」
「謝らないで?
奈央は、悪くないわ。」
「あ。」
お母様が何かを
思い出したように話しだした。
「確か、廊下に監視カメラがついてるの。
そのビデオに犯人が映っているかもしれないわ。」
よっしゃぁぁぁ!
「ぜひ、見せて下さい!」