まさかのメイド様!?


──────────


「…実は私、拓海様とお付き合いを
させていただいているんです。」


「あら…」



「黙っていて本当に申し訳ありません。
もし、お母様が別れてほしいなら、
私は別れます。」











「…よかった。」



お母様は、微笑んで言った。




「…え?」






「梨里香と拓海が結婚しなくて。
私は、騙されていたのね。」




「お母様…」


「…奈央のことなんて、
もう娘も同然なのよ?」



…お母様…






あたしの手を握って言う。


「拓海をよろしくね。奈央!」







「…はい!」




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