まさかのメイド様!?
あいつ、どこ座ったんだろ。
「あっ、居た」
奥の席にあいつを見つけた。
…男に絡まれてる!?
俺は走っていった。
「おい」
奈央の肩に乗っている手を掴んだ。
「俺のツレなんだけど。
何か用?」
「ちっ。ツレが居たのか」
そう言って男は行ってしまった。
「奈央、大丈――」
奈央が俺に抱きついてきた。
…泣いている。
「こ、こ、怖かった…
ありがとう…
助けてくれて…。」
「いや…あ、アイス」
「あ!…りがとう!」
自分のしたことに
恥ずかしくなったのか
顔を真っ赤にして、
俺から身を離した。
「…ごめんなさい。」
…耳まで真っ赤(笑)
可愛いやつ。