まさかのメイド様!?


重っ。
肩の重たさで起きた。

奈央、まだ寝てるし。

しかも俺の肩に、頭を置いて。

可愛い寝顔してるな。





うわ、もう夕方じゃん。
授業サボりすぎた。




俺は奈央を揺すって起こす。

「奈央、帰るぞ。」


「ん…?え?今、夕方?てか、肩…」


「やべー肩重かった。」



嘘だけど。おちょくるついでに言ってみた。



「ごごごごめんなさい!!」

動揺してるし。
分かりやすいなーこいつ。



「嘘。可愛い寝顔見れたから許してやるよ。」


「…っ」



奈央は顔を真っ赤にして、歩くのが速くなった。


分かりやすすぎ。



「奈央…足…」


「…いったぁ!!忘れてたぁ!」



こいつアホだろ。(笑)



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