まさかのメイド様!?
「今日は学校が終わったらソッコー帰るから。」
「はい。分かりました…」
何でこいつに命令されなきゃなんないの!?
黙ってればかっこいいのに。
あたしは自分の席についた。
「奈央。おはよう♪」
唯一普通に接することが出来る水沢桃子。
この子の家は、薬品メーカー。
やっぱりお嬢様(笑)。
なのに全然気取ってなくて話しやすい。
「桃子〜(T_T)おはよう!」
「メイド生活はどう?」
「もう嫌だっ!」
あたしは有りったけ桃子に愚痴った。
最後の方はグダグダなのに、桃子はちゃんと聞いてくれた。
ありがとね。