まさかのメイド様!?
まさかの妹登場!?
「奈央、着いたぞ。」
あれ?あたし寝ちゃったんだ。
運転手さんがドアを開ける。
「お兄様ぁっ!!」
フリフリのお洋服で、
目はぱっちりで…
まるでお人形さんみたいな子が
拓海に飛び付いてきた。
「おぉ!茜!」
拓海も喜んでいる。
顔から見ると
…10歳にはいってないような気がする。
「お久しぶりです。お兄様!
…そちらは?」
あたしの存在に気付いたようだ。
「俺のメイドだ。」
「そうですか。
初めまして、
伊集院茜と申します。」
ぺこっとあたしに挨拶をしてきた。
「は、初めまして。
こちらでメイドをさせて頂いてます、
浅倉奈央です。」
「メイドさんなんですね。
びっくりした!
お兄様にはフィア――…」
拓海が茜ちゃんの口を押さえた。
「ほら、中行くぞ!」
明らかに動揺してる拓海。
…怪しい。