Street Love【BL】


「美味しそうだね」


「ひあっ!!?」


気づくと真後ろに蓮が立っていた


「そんなに驚かなくてもいいんじゃない」


ムッと眉根を寄せて近づいてくる


思わず後ずさりするがトンッとすぐに追い詰められてしまった


「こないでよ」


ギロッと睨みつける
が、効果はなく逆に煽りたててしまったみたいだ


ニヤリと妖艶な笑みをちらつかせる

「くるな…」


「安心して?昨日みたいなことしないから」


その言葉を聞いてホッとし油断してしまった


気づいたら奴の顔がほんの数ミリまで近づいていた


「な、に」


「いや、こんな人前でキスするわけないのに……やけに警戒してるから」


揶揄されたと気づき再び睨むがクスクスと笑われ奴はリビングでまだ夢の中の人を起こしに行った






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