Street Love【BL】


口を離してやり、そっと唇をなぞると柚希の体がピクリと跳ねた


「感じちゃった?」


「感じてないっ!」


そう叫んだあと、ぐらりと柚希の体が傾いた
倒れる前に支えてやる


「ほら、そんなに大きな声を出すから」


「誰のせいだよ……もぉ~」


たわいない会話を少ししてから柚希を安静にするためにベッドに寝かせた


部屋から出ていこうとすると、裾を引っ張られ、再びベッドの縁に逆戻りした


「柚希?どうしたの?」


「ダメ、いっちゃやだ…。そばにいて……?」


ドキッとした……


潤んだ瞳で、紅潮したほほが艶っぽくて甘えるような声でお願いされたら、誰だって柚希のわがままを叶えてやりたくなる




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