Street Love【BL】
昨夜、俺だって連に抱かれると思ってた
だけど……
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怖くないとなんどもなだめられながら、服を脱がされていく
すべて脱がされ、生まれたままの姿になり、連も上半身裸になった
連が細く長い指で、俺の首筋からスーッと下までなぞる
意識してないのにその感覚に肌が粟田ってしまう
「……今日はやめようか」
そう言って連はゆっくりと体を起こした
「え?なんで……」
俺、なんかしちゃった?
連は困ったように眉をさげ、苦笑いしてる
「柚希……震えてるから」
あ……
自分では気づかなかったが、確かに体が震えていた
「柚希……?」
そっと俺の体を抱き起こし、顔を大きな手のひらですっぽりと包んだ
「柚希、俺の目を見て」
視線を上げ、連の目を見る。漆黒の瞳に知らないうちに吸い込まれてしまいそうだ
「俺はね、好きな人を大切にしたいの。もう手放したくない……。柚希の気持ちがはっきりするまで我慢できないかもしれないけど、傷つけたくない。だから……」