Street Love【BL】
腹を抱えて笑い転げている三人をギッと睨んでいると、後ろからたくましい腕に抱きしめられた。
「ちょっと、あんまり俺の柚希いじめないでくれる?」
連……
なんでだろ
連と一緒にいると、安心するんだ。
俺の心を許せる数少ない人の一人。
この感覚は知っている……
「別にいじめてたわけじゃねえよ。からかってただけ」
「なにがどう違うのかわからないんだけど」
いまだに三人はケラケラ笑ってる。
「あ、そういえば柚希、香月さんだけど……」
司が心配そうに眉根を寄せて言う。
「昨日怒られたんだろ?ここにいて大丈夫なのか?」
「さあ?」
「さあって……電話こっちまで聞こえてたけど、尋常じゃなかったよ?」
連まで心配そうな顔をしてる
「大したことない。あの人いつもあんな感じだから」
「大丈夫ならいいんだけど」
多分大丈夫。今までひどいことになったことはないから