Street Love【BL】


「柚希?」


物思いにふけっていると、心配して蓮が声をかけてきた。


「どうした?」


「……っ」


真実を告げようにも、声は発せず、ただ口だけがぱくぱくと動く。


「……やっぱり家に泊まるか?そんな状態で家に帰すわけにはいかない」


俺はただ、こくりと首を縦に降ることしかできなかった。






□■□■□■□■□■□■□■


「コーヒーでいい?」


「甘くないと飲めない……」


「クスクス…お子ちゃまなんだね。カフェオレにするから、座って待ってて」


お子ちゃまという言葉は受け流し、こくりと頷き、ソファーに身をうずめた。






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