Street Love【BL】
薄暗い寝室に入り、ベットに転がされた。息をつく間もなく、抱きすくめられた。
顎をとられ、上向かされて、唇を奪われる。急の情熱的な彼の振る舞いに、俺はただされるがままになっていた。
耳の奥がしんと静まり返る。
「ん、ん……っ、ふ………」
口付けは深く、舌が入ってきたときには、びっくりして体が竦んだが、いっそう深々と唇を重ねられ、俺の舌も絡めとられる。
舌先を甘噛みされた途端、どうしてか、じんと膝の裏が痺れた。
「……、は、ぁ……っ」
飲みきれずに零した唾液で唇がとろとろになった頃に、ようやく解放された。
唇を塞がれていたからか、鼓動ばかりでなく、呼吸が激しく乱れている。