キスまでのキョリ
トモダチ
「ともちゃんおはよ☆」
私は枯れてる声がばれないようにともちゃんに話しかけた。
「………あっ、おはよう。汐里、声なんか変?」
ともちゃんは首をかしげた。
「あっ、ばれちゃった?昨日瑛太とカラオケ行ってて、歌いすぎちゃったの。」
やっぱりともちゃんは私の声が枯れたことに気づいてくれたんだ。
少しうれしいよ。
私の顔にやけてないかな?
「ばか…。」
えっ………。