キスまでのキョリ


「…ともちゃん…」



私は小さくつぶやいた。





私とともちゃんは付き合ってもうすぐ一年経つ。








「おい、汐里。」



この低い声にはいつになってもなれない。



私はゆっくり振り返る。


「何…?瑛太(エイタ)、」




「…別に、」


瑛太は中学の入学式で席が隣でそれから私の雄一の男トモダチ。







そうこの頃はただのトモダチだったの。







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