キスまでのキョリ



「また智樹に相手にされなかった?」



瑛太は冷やかすように言った。




「ともちゃんはそんなことしないよ。」




私は振り返りながら答えた。


驚いた。


だって瑛太がすごく近くにいたから…。



顔赤くなっちゃうよ。



「おまえらもう1年ぐらい付き合ってるんだろ?キスぐらいはしたよな?」


瑛太は少し口角をあげながらはなした。



私のことからかってる。
< 6 / 31 >

この作品をシェア

pagetop