「「キミが…」」 (修平&笑美)
岡田 修平







隣には杉浦。

学校には俺らが付き合ってるっていつの間にか知られていて、
杉浦は後輩に「いいなぁ」とよく言われているけど意味わかんねぇ。





学校から少し離れてあんまり人がいない道に今いる。

「ん」

「〜〜〜///」

俺が手を差し伸べると杉浦がちょっと躊躇しながら俺の手に触れる。




それがすげぇかわいくて、
それがすげぇ杉浦っぽいんだ。





そっと触れる細くて白い手。
上からぎゅっと手を握ると真っ赤な杉浦が俺を見る。



「…///」
「ん?」
「〜〜///何でもないっ///」








上着のポケットの中に入れて、


指を絡まると―――


ビクッ




「ん?」
「意地悪///」


ほら、そんな顔したらダメでしょ??
上目遣いしないでください///








俺、思うんだ。

手ぇ繋ぐのも、
抱きしめるのも、
キスするのも、
ヤるのも、

1番想いが伝わるのって―――…

こぅやって…手を繋ぐ事じゃないのかなって…。

思うんだ。


指先から
とくんとくん
と鼓動がするから…。

ぁ、好きなんだって感じれるから……。









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