全力自転車!!!!!!!!!!!!
「泣くなよ想司!」
「はは…なんか、妙に悲しくなっちゃって…」
「あぁ…分かるかも・・・」
見上げた空は…
どこまでも澄んでいて、すべてを受け入れてくれるようだった。
帰りのバスに揺れられながら、俺は今までの思いにふけっていた。
自転車に出会った…
自転車をするために、この高校にきて…
それでも、真面目にできなくて…
やっと真面目にできるようになった時には、もう最後の年だった…