恋色
目ぇあけたら外は暗くて天井は真っ白やった。


「季唖。どこ?」


「ここおる。先生もおる。」


「季唖くんから大体聞いたけど緋織からも聞いてもいい?」


「わかった。」


ウチは先生に今日の事をゆった。


「緋織の叔母さんまだ直ってないな。」


「うん。」


「それと靭帯切れてたで。」


「やっぱり?どうしよ、クラブできへん。」


「うん。1ヶ月は安静にしとかなあかんで。」


「ダルっっ。あっ、お金。」


「うん。今日はいいわ。」


「なんで?」


「なんでも。」


「じゃぁお言葉に甘えさしてもらおかな?」


「甘えさしたるわ。」


「とりあえず帰るわ。」


「またしばかれんぞ?」


「もう慣れたからいける。」


「そっか。」


「うん。じゃぁな。」


「おぅ。」


ウチは病院を出た。
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