恋色

大嵐

どうしよ。クラブできへん。

泣きそう。泣かんけど。

あっ、一応季唖にはお礼ゆうとかなあかんな。


「今日はほんまにありがとうな。」


「なんで?」


「病院も付き添ってくれたし。」


「なんでやねん。当たり前のことしただけやんけ。」


「そっか。ありがとう。」


「あっ!お前クラブやっててんな。何部なん?」


「えっ?バスケやけど?」


「すげーな。」


「えっ?あっありがとう。」


なっ何?!

急に!


「なぁ俺の家来ぇへん?」


「はい?」


まじで何?!

急に変な事言い出して。


「何?急に」


「とりあえず俺ん家来い。服と制服ととりあえず生活に必用なもん金もいるんやったら。」


なにゆってんねん。


「なんでやねん」


「いいから来い」


「はぁ?」


「待ってるからな。」


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