イケメン☆パーティー

秋山さんの部屋は相変わらずきれいに片付いていた。

ただ、パソコン周りだけはこの間よりも乱雑に書類が積み上げられているようだった。


「秋山さん、仕事、持ち帰ってやってるんですか?」

あたしはキッチンに入って行った秋山さんに尋ねた。

「んー?
ああ、ちょっとな」

キッチンから顔を出した秋山さんはあたしの視線の先のパソコンに目をやって、あいまいに答えた。

「あたしにできることでしたら、振ってくださいね」

あたしが定時に退社してるのに上司の秋山さんが持ち帰りで働いてるなんて申し訳なくて、あたしは部下の顔になって言った。

すると、秋山さんはマグカップを二つ持ってキッチンから出てきて、あたしに一つを渡してくれながら言った。

「実は、それに関連して、かりんにちょっと言っておかなきゃならないことがあるんだ」


言っておくこと!?

もしかして、仕事のことでダメ出し?


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