イケメン☆パーティー
「えっ……」
ライバルって……
あたしがどうしようか迷ってると、舜があたしの肩に腕を回してきた。
そして、耳元に顔をよせて囁いてきた。
「おまえ、秋山さんの噂知らねーの?
新人食っちゃうのなんてあの人にとっちゃ、朝メシ前だぜ?」
あたしは驚いて舜の顔を見つめた。
いつものふざけた表情ではなくて、嘘を言ってるようには見えない。
そんなあたし達を横目に、秋山さんは「じゃ、俺、あっちに行ってるから、よかったらかりんも後でおいで」と行ってしまった。
「あ、はい……」
あたしは、とりあえずその場に残ることにした。