イケメン☆パーティー

「ったく、危なっかしいなー。
おまえ、そんなに男に飢えてんの?」

立ち去る秋山さんを見送りながら、舜が呟いた。


「しっつれーね!
だいたい今の話、本当なの?
秋山さん、そんな人に見えないよ!」

あたしは乱暴に舜の腕をはずして、舜に向き直った。

キッと舜を睨みつけたけど、舜は痛くも痒くもないといわんばかりのクールな表情で言った。

「人事の紗英も、経理の智恵美も、受付の派遣の子も、みーんな秋山さんと寝たらしいよ」


「えっ、マジ……」


実は、今名前が上がった子達が秋山さん狙いだったのは知ってた。

たまに、ランチを誘いに秋山さんのところに来てたりしてるの、見たことあったし。

でも、もうやっちゃってたとは……

うー、ショック!


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