イケメン☆パーティー

「よかった。
『まずいからよそに行こう』って言われたらどうしようって内心ドキドキだったんだ」

あたしは笑いながら、さっそく大好きないくらの軍艦巻きの皿を取った。


「それで、舜の話って何?」

あたしは気になっていた話を早く聞きたくて、舜を促した。

すると、舜はやや言いにくそうにあたしの顔色をうかがってきた。

「いや、俺じゃなくてさ、かりんの話。
どうなったんだよ、秋山さんとは」

「ああ、そのこと……」


なーんだ、舜の話ってあたしのことか。


「『ああ』、じゃないだろ。
プロポーズされてたんだろ?
秋山さん、大阪行っちゃって、かりん、どうすんだよ」


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