イケメン☆パーティー
あたしはいくらの軍艦巻きをゆっくり味わい、ごくんと飲み込んでから答えた。
「あー、おいしい!
んとね、その話は断ったよ」
「え?」
舜は手にしたアジの皿を宙に浮かせたまま、動きを止めた。
「だから、断った、プロポーズ。
あたしは秋山さんとは結婚できませんって、ちゃんと断って、秋山さんも了承してくれた」
「そっか……」
舜はアジの皿をテーブルに置き、しかしそれには手をつけずにあたしの顔を見つめてきた。
「うん、そうなの」
あたしも舜の目をちゃんと見て頷いた。
「じゃあかりん、俺と……」
「ストップ!」