イケメン☆パーティー
あたしは、一瞬のうちにそんなこんなを頭に浮かべて、どれから言うべきかそして言うべきじゃないのはどれか、と考えて……
しかし、あたしが何か言うより先に舜が続けた。
「じゃあ、なんでだよ。
一度は受け入れてくれたよな、俺のこと。
でも、秋山さんにもプロポーズされて選べないからって、断ってきたんだろ?
だけど、その秋山さんはもういない。
だったら、もう何の障害もないはずだろ?」
「だ、だから、あたしは、舜のこと本気じゃなかったの。
本当に申し訳ないけど、そのことに気づいたの。
でもそのことと、水野さんとは全く関係ないから!」
あたしは必死に水野さんのことを否定したけれど、舜は納得できないといった表情であたしに顔を寄せてきて囁いた。
「ベッドでかりん何度も言ったよな。
『舜、好き』って。
あれはうそだったのかよ」
「な、なんてこと言ってんのよ。
こんなところでやめてよ!
あの時はそう思ったんだけど、でも違ったの。
違うって気づいたのよ」
あたしは舜の家での夜を思い出し、赤面しながら抗議した。