イケメン☆パーティー

「んでだよ、くそっ!
あいつとももうやったのかよ。
俺よりあいつの方がよかったのか?」


カウンターじゃなくてテーブル席を選んでよかった。

あたしは周りのテーブルを窺いながら、声を押し殺して反論した。


「だから、違うって!
水野さんとはそういう関係じゃないし、好きでもなんでもないから!」

「そんなの信じられるか。
かりん、あいつが打ち合わせでこっち来るといっつもソワソワしてんじゃん」

「ソワソワなんてしてません!」

「してるって!」

「してない!」

「してる!」


そこまで言われて、あたしもキレた。


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